第54回九州芸術祭文学賞表彰式・ 記念講演 参加者募集

第54回九州芸術祭文学賞表彰式・記念講演
日本文学研究者 ロバート キャンベルさんによる記念講演会
『戦争のなかの言葉への旅』

まだ席に余裕がございますので、当日受付を実施します。
お申込みがまだで講演聴講希望の方は直接会場にお越しください。

3月10日(日)長崎ブリックホール 国際会議場(長崎市)にて
「第54回九州芸術祭文学賞」の表彰式と記念講演会を開催します。
九州各県、福岡・北九州・熊本の3政令指定都市の11地区の優秀作・次席の皆さんの表彰に続いて、日本文学研究者 ロバート キャンベルさんによる記念講演会が行われます。

ロバート キャンベル(Robert Campbell)さん
・日本文学研究者
・早稲田大学特命教授
・早稲田大学国際文学館(村上春樹ライブラリー)顧問
・東京大学名誉教授

●プロフィール
ニューヨーク市出身。専門は江戸・明治時代の文学、特に江戸中期から明治の漢文学、芸術、思想などに関する研究を行う。主な編著に『戦争語彙集』(岩波書店)、『よむうつわ』(淡交社)、『日本古典と感染症』(角川ソフィア文庫、編)、
『井上陽水英訳詩集』(講談社)、『東京百年物語』(岩波書店)等がある。

「表彰式・記念講演会」への参加を希望される場合は、事前申し込みが必要ですので、下記応募方法等ご確認の上、期限内にお申し込みください。

第54回九州芸術祭文学賞表彰式・記念講演 詳細
<日時>
2024年3月10日(日)
開会:13時~表彰式、記念講演会(12時30分開場)
終了:15時30分(予定)
*表彰式からご参加ください
会場:長崎ブリックホール 国際会議場(長崎市茂里町2-38)
定員:300人 *先着順、事前の申し込みが必要です
入場:無料
※当日会場先着50名に「文學界」4月号(第54回九州芸術祭文学賞最優秀作掲載)
を差し上げます。

◆応募方法◆
WEB・FAX・ハガキいずれかでお申込みください。

記載事項
お名前、電話番号、メールアドレス(WEBの方)、FAX番号(FAXの方)、
住所(ハガキの方)を記載してください。
※記載いただいた個人情報は、本講演会のご案内および必要事項の確認に利用させていただきます。

●WEBでの申込
(下記の二次元バーコードまたはURLからお申込みください。)
https://apply.e-tumo.jp/pref-nagasaki-u/offer/offerList_detail?tempSeq=3361

●FAXでの申込/095-829-2336

●ハガキでの申込
〒850-8570 長崎県長崎市尾上町3番1号
長崎県文化振興・世界遺産課 地域文化班
「九州芸術祭文学賞表彰式」担当者 宛て

※締め切り2月29日(木)必着(定員になり次第締め切り)

■主催 (公財)九州文化協会、長崎県、福岡県、佐賀県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県、福岡市、北九州市、熊本市
■共催 長崎県文化団体協議会、西日本新聞社

◆内容についてのお問合せ◆
公益財団法人 九州文化協会
TEL:092-711-5586(平日10:00~16:00)
メール:info@kyubunkyo.jp

九州芸術祭文学賞 最終選考委員交代のお知らせ

最終選考委員に、作家の青来有一さんが新たに就任されました。初回以来半世紀以上にわたり本文学賞の最終選考委員を務められ、前回の第53回九州芸術祭文学賞の選考を最後に退任された五木寛之さんの後任となります。

これにより第54回九州芸術祭文学賞の最終選考は村田喜代子さん(作家)、小野正嗣さん(同)、青来有一さん(同)、文芸誌「文學界」編集長の浅井茉莉子さん(編集長交代に伴い、前回までの丹羽健介さんから交代)の4人によって行われます。

青来さんの略歴は次の通りです。
青来有一(せいらい・ゆういち)さん 1958年、長崎市生まれ、同市在住。小説家、2019年、長崎原爆資料館長を最後に定年退職するまで長崎市職員として働く傍ら、1995年『ジェロニモの十字架』で文學界新人賞を受賞し、作家デビュー。2001年『聖水』で芥川賞、07年『爆心』で谷崎潤一郎賞と伊藤整文学賞を受賞した。自身が被爆二世でもあり、原爆やキリシタン弾圧など長崎の歴史と「土地の記憶」にもとづいた小説を多く発表している。

2023年11月12日(日)文学カフェin鹿児島を開催

2023年11月12日(日)鹿児島県立図書館(鹿児島市城山町7番1号)第3研修室にて、芥川賞受賞作家 大道 珠貴(だいどう・たまき)さんをお迎えし「言葉って…面白かろ?」をテーマにお話しいただきます。
講演会後、事前に応募された作品の中から4作品を大道さんが講評します。
また、来場者からのご質問にも大道さんがお答えします。

日時・申込みの詳細はこちら
↓↓↓
日時 2023年11月12日(日)14時~16時30分(13時30分開場)
会場 鹿児島県立図書館 第3研修室(鹿児島市城山町7番1号)
定員 70名 ※定員を超えたら抽選
入場 無料

主催 公益財団法人 九州文化協会、鹿児島県
後援 鹿児島県文化協会

◆お申込み◆
WEB・メール・はがきのいずれかでお申込みください。

・WEBでのお申込み

・メールでのお申込み/event@kyubunkyo.jp
・はがきでのお申込み/〒810-0001 福岡市中央区天神1-4-1 西日本新聞会館10階
公益財団法人 九州文化協会「文学カフェin鹿児島」係

・はがきの場合は、文面に①氏名(ふりがな) ②電話番号 ③郵便番号とご住所  ④同伴者の有無(1名まで可)⑤作品講評希望もしくは参加のみ希望のどちらかを明記してお申込みください。
・メールの場合は件名に「文学カフェin鹿児島」と明記し、メール本文にはがき同様①~⑤をご記入ください。

申込み、講評希望作品送付の締切:10月10日(火
聴講希望者のみまだ受け付けております

講評希望の方は、お申込みの際に作品をメール添付、もしくは追って上記申込先にメール添付又は送付ください。講評予定作品を10月末までに参加のみの方含め当選者全員に送付します

~講評希望の方へ~
講評希望作品は原稿用紙30枚以内の短編小説、もしくはエッセー。(未発表、既発表は問わない)
作品原稿は返却しませんので、必要な方はコピーをとっておいてください。
講評作品は講評希望者の中から4作品を大道さんと事務局にて選出します。
講評作品はイニシャルにてご紹介します。

■内容についてのお問合せ:公益財団法人 九州文化協会
☎092-711-5586(平日10~16時)
E-mail:info@kyubunkyo.jp

大道 珠貴(だいどう・たまき)さん
小説家。1966年福岡市生まれ。2000年、『裸』が第30回九州芸術祭文学賞を受賞して作家デビュー。同作で第123回芥川賞候補、03年『しょっぱいドライブ』で第128回芥川賞を受賞。05年『傷口にはウォッカ』で第15回Bunkamuraドゥマゴ文学賞受賞。日本文藝家協会編『ベスト・エッセイ2023』(光村図書)に西日本新聞に掲載したエッセイ「おかしかねぇ おかしかねぇ」収録。20年秋まで神奈川県鎌倉市在住だったが、福岡で一人暮らしする母親が心配になり、福岡に一時滞在のつもりが、いまも居候中。

2023年5月21日(日)文学カフェin福岡を開催

※満席になりましたので、お申し込み受付は終了しております。
 たくさんのお申込みありがとうございました。(2023年5月8日 10:30)

2023年5月21日(日)西南コミュニティーセンター(西南学院大学 東キャンパス内)にて、東山彰良(ひがしやま・あきら)さんと沼田真佑(ぬまた・しんすけ)さんをお迎えし、「文学という生き方」をテーマにお話しいただきます。

日時・申込みの詳細はこちら
↓↓↓
日時 2023年5月21日(日)14時~16時(13時30分開場)

会場 西南コミュニティセンター
西南学院大学(福岡市早良区西新6-2-92) 東キャンパス内

定員 150名 ※先着順。事前の申込みが必要です。

入場 無料

主催 公益財団法人 九州文化協会

共催 西日本新聞社、西南学院大学「ことばの力養成講座」(法学部・田村元彦)

後援 西南学院大学

◆お申込み◆
先着順、定員に達し次第、締め切らせていただきます。
WEB・メール・はがきのいずれかでお申込みください。

・メールの場合は件名に「文学カフェin福岡」と明記し、メール本文に、はがき同様①~④をご記入ください。
・はがきの場合は、文面に①氏名(ふりがな) ②電話番号 ③ご住所  ④同伴者の有無(1名まで可)を記載のこと。WEB・メール・はがき到着後、1週間以内に応募受付メールまたははがきをお送りします。
万が一、1週間たってもメールやはがきが届かない場合は、事務局までお問合せください。

・WEBでのお申込み↓

メールでのお申込み/event@kyubunkyo.jp
●はがきでのお申込み/〒810-0001 福岡市中央区天神1-4-1
           公益財団法人 九州文化協会「文学カフェin福岡」係

■内容についてのお問合せ:公益財団法人 九州文化協会
092-711-5586(平日10~16時)

 

東山 彰良(ひがしやま・あきら)さん
小説家。1968年台湾生まれ、5歳まで台北で過ごした後、9歳で日本に移る。西南学院大大学院修士課程修了。第1回「このミステリーがすごい」大賞銀賞・読者賞受賞作を改題した『逃亡作法TURD ON THE RUN』で2003年に作家デビュー。09年『路傍』で第11回大藪春彦賞、15年『流』で第153回直木賞、16年『罪の終わり』で第11回中央公論文芸賞受賞。17年から18年にかけて『僕が殺した人と僕を殺した人』で第34回織田作之助賞、第69回読売文学賞、第3回渡辺淳一文学賞受賞。近著は西日本新聞などに連載された『怪物』。

 

沼田 真佑(ぬまた・しんすけ)さん
小説家。1978年北海道小樽市生まれ。父親の転勤で各地を転々とし、中学時代から20年間福岡市で過ごした。西南学院大卒業後、会社勤めとしながら執筆を開始。両親がいる盛岡市に移住していた2017年、東日本大震災前後の岩手を舞台にした「影裏」で文學界新人賞と芥川賞を受賞。2020年には同作を原作とする映画「影裏」が全国公開された。現在は仙台市在住。21年4月から6月まで西日本新聞紙上に連載随筆「アナザー・サイド・オブ」掲載。

司会は西日本新聞くらし文化部長の塚﨑謙太郎(つかざき・けんたろう)さん

第54回九州芸術祭文学賞作品募集のお知らせ

←作品募集の詳細はこちらの応募要項をクリックしてください

第54回九州芸術祭文学賞の作品を5月1日より募集します。
応募資格は九州・沖縄在住者であること。
400字詰め原稿用紙換算で(ワープロ原稿の場合も縦書き、A4判(横)で1枚20字詰め20行)55枚以上60枚以下の未発表小説一編に限る。
締切は令和5年8月31日(木)必着。

最優秀作には賞金30万円と副賞「青木秀 賞」(20万円)が贈られ、作品は『文學界』4月号(文藝春秋刊)に掲載されます。
最終選考委員は作家の村田喜代子、小野正嗣、『文學界』編集長 他。

問合せや既刊の作品集(最新作1冊1,000円、バックナンバー1冊500円)の購入希望は、公益財団法人 九州文化協会(電話 092-711-5586)まで。

 

九州芸術祭文学賞 作品集53   好評発売中!!

ご希望の方は、下記申込先 にメールもしくはお電話にてお申し込みください。(1冊1,000円)
※バックナンバーは1冊500円にてご購入いただけます。
昭和46年刊行 創刊号からの希少なバックナンバーも僅かにございます。
(在庫の有無はお問い合わせください。)

【お問合せ・お申し込み】
電 話:092-711-5586(平日10:00~16:00)
メール:info@kyubunkyo.jp

第53回九州芸術祭文学賞 最終選考結果について

最優秀作 該当作なし

佳作は以下の2作品

 「貉(ムジナ)」 豊島 浩一 (53歳) 鹿児島県鹿児島市

 「工場にて」   城戸 祐介 (40歳) 福岡県福岡市

最終選考は令和5年1月26日(木)九州・沖縄の8県と3政令指定都市から選ばれた地区優秀作11編を最終選考委員の作家 五木寛之、作家 村田喜代子、作家 小野正嗣、「文學界」編集長 丹羽健介の4氏が選考した。応募総数は270編。
最終選考は、都内にて開催(一部選考委員はリモートによる参加)。

表彰式は令和5年3月12日(日)午後1時からニューウェルシティ宮崎(宮崎市)にて一般公開の形式で行い、引き続き同会場で小説家 平野啓一郎さんの記念講演会(入場無料・先着順にて受付)を行います。
お申し込み締め切りは3月3日(金)必着
※満席になりましたので、お申し込み受付は終了しております。
 たくさんのお申し込みありがとうございました。(2023年2月3日 17:15)

<表彰式・記念講演会へのお申込み方法>
詳しくは→https://kyubunkyo.jp/archives/1088

第53回九州芸術祭文学賞表彰式・ 記念講演 参加者募集

第53回九州芸術祭文学賞表彰式
作家 平野啓一郎さん記念講演会『人生から小説へ』
参加者を募集

※満席になりましたので、お申し込み受付は終了しております。
 たくさんのお申し込みありがとうございました。(2023年2月3日 17:15)

3月12日(日)ニューウェルシティ宮崎(宮崎市)にて
「第53回九州芸術祭文学賞」の表彰式と記念講演会を開催します。
九州各県、福岡・北九州・熊本の3政令指定都市の11地区の優秀作・次席の皆さんの表彰に続いて、小説家・平野啓一郎さんによる記念講演会が行われます。

「表彰式・記念講演会」への参加を希望される場合は、事前申し込みが必要ですので、応募方法等ご確認の上、期限内にお申し込みください。

平野 啓一郎(ひらの・けいいちろう)さんのプロフィール
1975年、愛知県蒲郡市生まれ。2歳から高校卒業まで北九州市で暮らす。99年、京都大学在学中に文芸誌「新潮」に投稿した『日蝕』で芥川賞を受賞、鮮烈なデビューを飾る。主な作品に『葬送』『空白を満たしなさい』『マチネの終わりに』(渡辺淳一文学賞)、『ある男』(読売文学賞)などの小説のほか、『私とは何か「個人」から「分人」へ』『考える葦』『「カッコいい」とは何か』などのエッセイや評論がある。最新作は「自由死」(安楽死)が合法化された近未来の日本を舞台に、親子の愛情や心の在処を問う長編小説『本心』(西日本新聞などに連載)。宮崎県が舞台の『ある男』を原作とする映画が2022年秋に公開された。2020年からの芥川賞の選考委員も務める。

第53回九州芸術祭文学賞表彰式・記念講演 詳細
<日時>
2023年3月12日(日)
開会:13時~表彰式、記念講演会(12時30分開場)
終了:16時(予定)
*表彰式からご参加ください
会場:ニューウェルシティ宮崎(宮崎市宮崎駅東1丁目2番地8)
定員:100人 *先着順、事前の申し込みが必要です
入場:無料
※当日会場先着50名に「文學界」4月号(第53回九州芸術祭文学賞最優秀作掲載)
を差し上げます。
※新型コロナウイルスの影響により開催を中止または内容を変更する場合がありま
す。予めご了承ください。

◆応募方法◆
下記応募事項をWEB・FAX・お電話いずれかでお申込みください。
①お名前(ふりがな) ②電話番号 ③同伴者の有無(3名まで可)を記載してください。
FAXの場合は件名に、「九州芸術祭文学賞表彰式」と明記してください。

申込先:宮崎県総合政策部 みやざき文化振興課
●WEBでのお申込み
(下記の二次元バーコードまたはURLからお申込みください。)
https://shinsei.pref.miyazaki.lg.jp/QdeCS2Lm

●FAXでのお申込み/0985-32-0111
●電 話でのお申込み/0985-26-7099

※締め切り3月3日(金)必着(定員になり次第締め切り)
※記載いただいた個人情報は、本講演会のご案内及び必要事項の確認に利用させていただきます。

■主催 (公財)九州文化協会、宮崎県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、鹿児島県、沖縄県、福岡市、北九州市、熊本市
■共催 (公財)宮崎県芸術文化協会、西日本新聞社

◆内容についてのお問合せ◆
公益財団法人 九州文化協会
TEL:092-711-5586(平日10:00~16:00)
メール:info@kyubunkyo.jp

 

令和4年度第53回九州芸術祭文学賞入賞作品発表

上記、地区優秀作11編の中から、令和5年1月26日(木)に行う東京での最終選考を経て、九州芸術祭文学賞最優秀作を決定します。

最終選考委員は次の4氏です。
五 木  寛 之 (作家)
村 田  喜代子 (作家)
小 野  正 嗣 (作家)
丹 羽  健 介 (「文學界」編集長)

表彰式は令和5年3月12日(日)ホテルニューウェルシティ宮崎(宮崎市)で行います。

2022年10月1日(土)文学カフェin長崎を開催

2022年10月1日(土)長崎県美術館にて、長崎市出身・在住の小説家 青来有一(せいらい・ゆういち)さんと同じく長崎市出身で明治大学国際日本学部准教授 酒井信(さかい・まこと)さんを迎え、「風土から現代日本文学を読む」というテーマで対談していただきます。

日時・申込みの詳細はこちら
↓↓↓
日時 2022年10月1日(土)14時~16時(13時30分開場)

会場 長崎県美術館(長崎市出島町2番1号)

定員 60名 ※先着順。事前の申込みが必要です。

入場 無料

主催 公益財団法人 九州文化協会

共催 長崎県・西日本新聞社

後援 長崎県文化団体協議会

◆お申込み◆
先着順、定員に達し次第、締め切らせていただきます。
メールまたははがきでお申込みください。

件名に「文学カフェin長崎」と明記し、①お名前(ふりがな) ②電話番号 ③ご住所  ④同伴者の有無(1名まで可)をご記入の上、お送りください。1週間以内に応募受付メールまたははがきをお送りします。
万が一、1週間たってもメールやはがきが届かない場合は、事務局までお問合せください。

メールでのお申込み/event@kyubunkyo.jp
●はがきでのお申込み/〒810-0001 福岡市中央区天神1-4-1 西日本新聞会館内
           公益財団法人 九州文化協会「文学カフェin長崎」係

■内容についてのお問合せ:公益財団法人 九州文化協会
092-711-5586(平日10~16時)

 

青来 有一(せいらい・ゆういち)さん
1958年、長崎市生まれ、同市在住。小説家。2019年、長崎原爆資料館長を最後に定年退職するまで長崎市職員として働く傍ら、1995年『ジェロニモの十字架』で文學界新人賞を受賞し、作家デビュー。2001年『聖水』で芥川賞、07年『爆心』で谷崎潤一郎賞と伊藤整文学賞を受賞した。自身が被爆二世でもあり、原爆やキリシタン弾圧など長崎の歴史と「土地の記憶」にもとづいた小説を多く発表している。

酒井 信(さかい・まこと)さん
1977年、長崎市生まれ。明治大学国際日本学部准教授。専門は文芸批評・社会思想・メディア文化論。著書に『吉田修一論 現代小説の風土と訛り』『最後の国民作家 宮崎駿』『平成人(フラット・アダルト)』など。近著は、2018年から4年間にわたる新聞連載を加筆修正した『現代文学風土記』(西日本新聞社)。47都道府県全てに実際に足を運び、その「土地」を舞台にした180編の現代小説を取り上げた代表作。現代における土地と人間の関係をを考察した格好のブックガイドとして注目されている。